30分でわかる!ショート動画マーケティング
「企業がショート動画を取り入れるべき理由と成功事例」
このたび株式会社CREAVEでは、マーケティング担当者様・広告代理店様向けに「企業がショート動画を取り入れるべき理由」についてのセミナーを6月4日(火)に開催しました。今回は、その内容についてレポートいたします。
■ このレポートでわかること
- ショート動画が注目されている背景
- 企業のマーケティングにショート動画を取り入れるべき理由
- ショート動画によるマーケティングの効果や成功事例
■ 登壇者紹介
株式会社CREAVE(クリーブ)
セールスマーケ 星 夏実
株式会社ぐるなびへ新卒入社し、営業を経験後、インサイドセールス部署の立ち上げメンバーに抜擢。同社出向期間中に株式会社セレブリックスでISチームをユニットリーダーとして牽引。現在は、株式会社CREAVEでISチームを立ち上げ、「お客様も会社も幸せにするインサイドセールス」を目指し、日々奮闘中。
■ 目次
- 1. ショート動画が注目されている理由
- 1-1 購買行動への影響
- 1-2 新規ユーザーへの拡散性
- 1-3 広告市場規模の拡大と広告効果
- 2. 効果的なショート動画とは
- 3. CREAVEのアンバサダーとは
- 4. 導入事例
- 事例① 購入に繋がった事例
- 事例② 総フォロワー数の15.1倍の再生数を獲得した事例
- 事例③ 広告CPAが1/3に改善した事例
- 5. まとめ
■ 1. ショート動画が注目されている理由
1-1 購買行動への影響
ショート動画が注目されている理由の1つ目は「購買行動への影響」です。上表のアンケート結果によると、実際にショート動画から影響を受けて購買に至った経験のある人は対象者の約6割*にも上り、ショート動画がユーザーの購買行動へ与える影響の大きさがうかがえます。
*株式会社スターミュージック・エンタテインメントショート動画白書(Vol.3)
1-2 新規ユーザーへの拡散性
ショート動画が注目されている理由の2つ目は「新規ユーザーへの拡散性が高い」ということです。
InstagramやTikTokなどのSNSにおけるショート動画には「良いコンテンツはフォロワー数に関係なく再生数が伸びやすい」という傾向があります。
アプリを起動すると、視聴履歴などからパーソナライズされた「ユーザーの興味を惹きやすい動画」が表示されるため、フォローしていないユーザーの動画も表示されるというのがポイント。ショート動画は静止画に比べ拡散性が高く、新規ユーザーにもリーチしやすいといえます。
1-3 広告市場規模の拡大と広告効果
縦型ショート動画コンテンツの視聴増加を受け、その市場規模は2027年には1,942億円に達すると予測されています*1。また、によると、動画広告は静止画広告に比べて認知度が1.6倍、広告理解度は1.8倍、利用意欲に関しては約7倍もの高い効果が得られるという結果*2が出ています。
弊社のアンバサダープランでも写真のみのアンバサダー募集をする企業様が2年前まで9割だったのに対し、2024年現在では7割の企業様が動画アンバサダー単発・もしくは併用し導入いただいております。今後、マーケティング活動におけるショート動画の活用は、より一層マストの施策になっていくと考えられます。
*1 出典:株式会社サイバーエージェント:国内動画広告の市場調査
*2 出典:Supership株式会社の独自調査
■ 2. 効果的なショート動画とは
では、具体的にどのようなショート動画が効果的なのでしょうか。Meta社の調査によると、消費者の8割は「ブランドのコンテンツが完璧でない時が好き」「広告で完璧な洗練されたイメージを見るのに、うんざりしている」と回答。
Meta社は、良いリールの3大要素として以下を掲げています。
- Entertaining = 楽しめる
- Digestible = わかりやすい
- Relatable = 親しみがある
これら3つのポイントを押さえた「あえて完璧ではないリールらしいクリエイティブ」が伸びやすいとされています。そんなリールらしいクリエイティブを生み出す具体的な方法が、ユーザー生成コンテンツ(UGC)だと我々CREAVEは考えています。
UGCは生活者目線で作成されるため、ユーザーにとって親しみやすく共感されやすいという特徴があり、ユーザーと同じ目線で、商品やサービスのメリットや魅力をリアルに伝えることができます。そのような「理想のUGC」を生成する方法として、CREAVEのアンバサダープランをご活用いただけます。
■ 3. CREAVEのアンバサダーとは
CREAVEのアンバサダーとは、商品に対して熱量が高い、生活者目線のクリエイターです。フォロワー数は100〜1万人未満程度、フォロワーの質は友人知人なので交流が多め。また、自分の興味をもとに商品提供のみのPR案件に応募するので、商品への興味や熱量が高いのが特徴です。
CREAVEのアンバサダーが実施するのは、SNSにマッチした商品・サービスの動画撮影と、実際に使用した口コミのSNSでの発信です。つまり、弊社のアンバサダープランでは、無期限で二次使用可能な動画素材の収集と口コミのSNS発信を同時に実現できます。アンバサダーの投稿は、商品・サービスへの興味や熱量が高いこと、そして生活者目線のコンテンツは共感を呼びやすいことから、エンゲージメント率が高いコンテンツとなる傾向があります。
※関連記事:【セミナーレポート】商品撮影×発信を同時に実現するハイブリッドなSNSプロモーションとは
■ 4. 導入事例
では、実際に弊社アンバサダープランによるショート動画の制作・活用事例をご紹介します。
事例① 購入に繋がった事例 / 株式会社アストリション様
株式会社アストリション様の栄養補助食品「スクスクダイズ」では、ECサイトへの遷移・購入と、広告用動画素材の収集を主たる目的に、アンバサダープランを導入いただきました。5名のアンバサダーからUGCならではの商品の魅力が伝わる動画を制作・投稿を実施。率直な感想と商品の魅力を発信したことで「#鉄分サプリ」のトップ投稿にランクイン。それぞれのフォロワーはもちろん、商品名を知らないが鉄分不足を気にかける非認知ユーザーへの認知拡大に寄与しました。
さらに、Instagram投稿にクーポンコードの記載、ストーリーズには加えてECサイトへ遷移するURLも貼付したところ、4名の投稿から8件の購入という成果を獲得しました。アンバサダーによる「真似したくなるようなアレンジレシピ動画」や「ライフスタイルが反映された消費者目線での共感しやすい感想」が、スクスクダイズへの興味を喚起し、購買へ繋がりました。
事例② 総フォロワー数の15.1倍の再生数を獲得した事例 / 株式会社カップス様
株式会社カップス様の30種類以上のコーヒー・紅茶が味わえるコーヒーマシン「KEURIG(キューリグ)」では、TikTokでの認知拡大・ショート動画の収集を主たる目的にアンバサダープランを導入いただきました。10名のアンバサダーによるショート動画を12本納品、TikTok投稿を15件発信。商品の具体的な使い方や楽しみ方が見てわかる動画収集を実施しました。結果、総フォロワー数に対して、15.1倍の再生数を獲得。
とくに、上記画像左側の「アカペラで歌いながら曜日に合わせてカプセルを選ぶ」というシュールな動画については、フォロワーが90名にも関わらず82,700回再生されるという結果になりました。商品の魅力をわかりやすく、ゆるい面白さを交えて商品の魅力を伝えるという、企業側が意図して作るのは難しいUGCならではのコンテンツが認知拡大につながりました。「これ何処で買えるの?」や「お高いん
でしょ?」といったコメントもあることから、投稿を見て実際に購入を検討したユーザーも多かったことがわかります。
事例③ 広告CPAが3分の1に改善した事例 / 大阪ガス株式会社様
大阪ガス株式会社様の食品宅配サービス「Fit Dish」では、二次利用可能な撮影素材の収集と、サービスの認知拡大を主たる目的にアンバサダープランを導入いただきました。40名のアンバサダーによる写真素材304枚、動画素材30本を納品、Instagram投稿を53件発信。実際の注文方法や、商品が届いてから食卓に並ぶまでの様子、アレンジレシピなど、生活者目線でのリアルな口コミが多く集まりました。
結果、「#宅配食」「#頑張りすぎないご飯」にアンバサダーのコンテンツがトップ投稿にランクイン。アンバサダー投稿前までは、競合社の投稿ばかりでしたが、現在では良質なアンバサダー投稿がトップ投稿入り。「#宅配食 」に興味があって検索した、FitDishをまだ知らない非認知ユーザーへの認知拡大・商品訴求に繋がりました。
また、前述の「スクスクダイズ」と同様に、ストーリーズにECサイトへ遷移するURLも貼付することで、リンクからの購入が5件発生するという成果にもつながっています。さらに、アンバサダーの撮影動画素材をSNS広告に活用したところ、広告CPAが以前の約3分の1となる効果も得られました。生活の中での使用の流れや使用シーンが想像しやすく、利便性がわかりやすいという、UGCならではのショート動画を収集できるのもアンバサダープランの魅力です。
このように、アンバサダーによるUGC動画は、生活者目線のため、親しみやすく共感しやすいこと、ユーザーにとってのメリットなどがリアルでわかりやすいことなどが強みとなっています。
■ 5. まとめ
企業がショートドラマを取り入れるべき3つの理由として、以下3つをお伝えさせていただきました。
①購買への影響
ショート動画のユーザーが過半数を超え、6割が実際にショート動画の影響を受け購買行動に繋がったと回答しており、購買への影響が高いから。
②新規ユーザーへの拡散性
ショート動画はフォロワー数を問わず、コンテンツの内容によって高い拡散性を発揮し、新規ユーザーへのリーチや認知拡大に繋がるから。
③高い広告効果
動画広告は静止画広告に比べ、広告認知度や理解度、そして利用意欲は静止画広告の7倍も高いから。
弊社のアンバサダープランでは、「無期限で二次利用可能なショート動画素材の収集」と「生活者目線の口コミ・発信」が同時に実現可能です!CREAVEと一緒にショート動画を活用し、ユーザー行動を喚起させる施策を行っていきましょう!まずはお気軽にお問い合わせください。