「投稿した写真だけでは商品の魅力が伝わりにくい」「フォロワー数が少なく新規顧客へのリーチに苦戦している」といった課題を抱える企業のマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか?そこで今、注目を集めているのがInstagramの「リール」機能です。
短尺動画を通じて、フォロワー以外の新規ユーザーにもアプローチできる仕組みを持つリールは、企業にとって手軽かつ強力なプロモーションツールになりつつあります。
本記事では、Instagramリールの基本的な特徴や最新機能はもちろん、企業がリールを活用すべき3つの理由、さらに成果につなげるための実践的な活用方法や注意点まで、わかりやすく解説します。
■ この記事でわかること
- Instagramリールの最新機能と基本的な特徴
- 企業がリールを活用すべき3つの具体的な理由
- 高い効果を出すための実践的なポイント
- 活用におけるメリットと注意点
- CREAVEのショート動画制作プランの概要
目次
Instagramリールとは?最新機能と基本的な特徴
Instagramリールとは、最大90秒までの縦型ショート動画を作成・投稿できる機能です。スマホ画面いっぱいに表示されるため、視聴者の没入感を高めやすく、次々と動画が再生されるアルゴリズムによって高い拡散性を持ちます。
Instagramの動画機能として急速に注目を集めているリール。最新のアップデートと基本的な特徴について詳しく見ていきましょう。
リールの表示場所と視聴者へのリーチ方法
リール動画は複数の場所で視聴者の目に触れる機会があります。主な表示場所は以下の通りです。
- リール専用タブ
- 発見タブ内のフィード
- プロフィール画面のリールタブ
- ホームタブのフィード
リールの最大の特長は、フォローしていなくても、アルゴリズムによって興味関心の高いユーザーに広く表示される仕組みとなっているため、フォロワー数が少なくても“バズる”可能性を秘めていることです。
リールの編集機能と作成時のポイント
リールの作成では、豊富な編集機能を活用してクリエイティブな動画を作ることができます。主な機能には以下のようなものがあります。
- 音源の選択や調整
- エフェクトやフィルター
- レイアウトやテンプレート
- 動画の速度調整
- タイマー機能での撮影サポート
また、リールを効果的に作成するためには、アスペクト比1.91:1~9:16で、解像度が720ピクセル以上であることが推奨されます。この形式により、視覚的に最適化された動画を作成することが可能です。
他のショート動画プラットフォームとの違い
リールは他のショート動画プラットフォームと比較して、いくつかの特徴的な違いがあります。TikTokと比べると平均ユーザー年齢が38歳とやや高めで、YouTubeショートと比較すると最長動画時間が90秒と長めに設定されています。
Instagramは写真や通常の投稿など多目的に使用されるプラットフォームであるという点も、動画視聴に特化したプラットフォームとは異なる特徴となっています。
企業がInstagramリールを活用すべき3つの理由
企業のSNSマーケティングにおいて、Instagramリールは注目すべきツールの一つです。短尺動画の特性を活かし、新規ユーザーへのリーチ、ブランド認知拡大、エンゲージメント向上といった目標を効果的に達成することが可能です。
1. 新規ユーザーへの到達が容易
リールは、Instagram内の発見タブやリール専用タブを通じて、フォロワー以外の幅広いユーザーにもリーチしやすい仕組みが特徴です。アルゴリズムがユーザーの興味や関心に基づいて動画をレコメンドするため、質の高いコンテンツであれば、フォロワー数に関係なく多くの新規ユーザーの目に触れるチャンスがあります。
さらに、リールは他の投稿形式と異なり、短時間で情報を伝えられるため、ブランドを知らないユーザーへの第一印象を効率よく与えることができます。
2. ブランド認知とエンゲージメントの向上
動画は静止画に比べて視覚的な訴求力が高く、Instagramリールを活用することで、商品やサービスを短時間で印象的に伝えることができます。特に、動画の全画面表示や音声の活用により、視聴者に没入感を与えやすく、エンゲージメントの向上につながります。
また、インタラクティブな要素を含むコンテンツ(例えば、コメントを誘発するクイズ形式やストーリー性のある動画)は、ユーザーとのコミュニケーションを活性化させ、フォロワーとの関係構築に役立ちます。
3. コストパフォーマンスの高いプロモーションが可能
リールは、広告だけでなくオーガニック投稿としても活用できるため、比較的低コストでプロモーションを展開することができます。テンプレート機能やシンプルな編集ツールを活用することで、専門的なスキルや高額な制作費用がなくても、魅力的なコンテンツを作成できます。
また、クリエイターとのコラボレーションによるリール投稿は、リーチ拡大やユーザーの信頼獲得に効果的であり、従来の広告とは異なる形でブランド価値を高めることができます。
Instagramリールは、企業が限られたリソースで最大限の効果を発揮できるツールです。新しい顧客層へのアプローチや、既存フォロワーとのエンゲージメント向上を目指す企業にとって、積極的に活用すべき選択肢といえます。
Instagramリール活用のメリット
Instagramリールは、企業がSNSマーケティングを進める上で非常に柔軟性と可能性を持ったツールです。他の投稿形式と組み合わせることで、より多角的なプロモーションを展開することが可能になります。ここでは、リールならではの特長を活用する具体的なメリットを紹介します。
1. コンテンツの多様性でブランドの魅力を最大化
リールは短尺動画というフォーマットに加え、音楽、エフェクト、テンプレートなど多彩な編集機能が利用できるため、ブランドの世界観を視覚的に表現しやすいのが特徴です。動きや音を活用することで、静止画では伝えきれない商品やサービスの魅力を効果的に伝えることができます。
また、クリエイティブな表現を簡単に取り入れられるため、企業らしさを保ちながらも親しみやすいコンテンツを提供することが可能です。これにより、既存のフォロワー層だけでなく、新しいユーザー層の関心を引くことが期待できます。
2. 他の投稿形式との組み合わせでプロモーション効果を拡大
Instagramリールは、写真投稿、ストーリーズ、広告など他の投稿形式と組み合わせることで、より一貫性のあるブランド体験を提供できます。例えば、リールを商品紹介に活用し、その詳細情報をストーリーズや通常の投稿で補足するといった形で連携することで、ユーザーのエンゲージメントをさらに高めることが可能です。
3. 手軽に取り組める柔軟なマーケティングツール
Instagramリールは、テンプレート機能やシンプルな編集ツールを活用することで、専門的な知識がなくても簡単に魅力的なコンテンツを作成できるのが特長です。例えば、既存の写真や動画素材を組み合わせるだけで、短時間でプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。
さらに、クリエイターとのコラボレーションや、リール特有の音源やエフェクトを活用することで、企業独自の世界観を手軽に表現できます。これにより、ブランドらしさを保ちながらも親しみやすいコンテンツを提供することが可能です。
Instagramリールは、企業の規模やリソースに関わらず、柔軟かつ迅速に取り組める万能なツールなのです。
Instagramリールで高い効果を出すためのポイント
Instagramリールを効果的に活用するためには、アルゴリズムを意識した投稿設計や、視聴者の関心を引きつける工夫が欠かせません。
1. リールのアルゴリズムを意識した投稿設計
リールのアルゴリズムは、視聴完了率やエンゲージメント(「いいね!」やコメント、シェアなど)を重視してコンテンツを評価します。特に最初の数秒で視聴者の興味を引くことが重要です。
リールのパフォーマンスを高めるため、次のような動画は避けるようにしましょう。
- 解像度が低い動画
- 他のプラットフォームの透かしが入った動画
- 音声がない動画
- 単に文字だけで構成された動画
2. エンゲージメントを高めるための3つの要素
Meta社が提唱する「効果的なリール制作の3つの要素」を取り入れることで、エンゲージメントを向上させることができます。
- 楽しめる要素:視聴者がエンターテイメント性を感じられる内容
- わかりやすい構成:シンプルで直感的なメッセージ
- 親しみやすさ:視聴者が共感できるストーリーや人物の登場

3. 効果的なリール動画の構成方法
リール動画では、冒頭に視聴者の目を引く工夫が重要です。フック(引き込む要素)を明確に設定し、視聴者が続きを見たくなる展開を作りましょう。
効果的な構成を作るためのポイントとして、以下を押さえておきましょう。
- 最初に「明確なフック」を設定する
- 簡潔で魅力的な音声解説を活用する
- 視覚的にわかりやすいテキストを適切に配置する
- 人物が登場し、親近感を与える展開を取り入れる
4. 視聴完了率を高める工夫
視聴完了率は、リールの成功を左右する重要な指標です。この指標を向上させるためには、次の点に注意してください。
- 全画面表示を意識した縦型フォーマットを採用する
- UI(インターフェース)の安全域を考慮し、要素が見切れないよう配置する
- 音楽やサウンドエフェクトを効果的に使用して視聴者の興味を維持する
Instagramリール活用の注意点と課題
Instagramリールは企業のマーケティングに大きな可能性をもたらしますが、その効果を最大化するためには、いくつかの注意点と課題を理解しておくことが重要です。ここでは、よくある課題とその対処ポイントについて解説します。
1. 動画品質に関する制約
動画品質は視聴者の印象を大きく左右するため、一定の基準を満たす必要があります。推奨アスペクト比は1.91:1~9:16、解像度は720ピクセル以上です。これを下回る場合、表示制限を受けやすくなる可能性があります。
また、他のプラットフォームの透かしが入った動画や音声がない動画は、リールのアルゴリズムで評価が低くなる傾向があります。これらの点に注意し、視聴者にとって魅力的で視覚的にも優れたコンテンツを心がけましょう。
2. アルゴリズムによる表示制限のリスク
リールのアルゴリズムは、投稿の視聴完了率やエンゲージメント(「いいね!」、コメント、シェア)を重視してコンテンツを評価します。次のような投稿は、表示制限を受ける可能性が高いため注意が必要です:
- 文字だけで構成された動画
- 極端に商業的な内容
- 政治的または敏感なトピックを扱う投稿
アルゴリズムのリスクを回避するには、視聴者にとって価値のある、バランスの取れたコンテンツを意識することが大切です。
3. コンテンツ制作のリソースと技術的課題
質の高いリール動画を継続的に制作するには、時間と技術力が必要です。Instagramリールは主にモバイルアプリで編集するため、PC環境では編集機能が制限される点に留意しましょう。
例えば、効果的な音源選びや新機能(デュアルカメラやテンプレート機能)の活用には、事前の学習や試行錯誤が必要です。また、視覚的に魅力的な動画を制作し続けるためには、チームのリソースや外部パートナーの活用を検討することも重要です。
4. コンテンツ更新の継続性
リールのマーケティング効果を維持するためには、定期的かつ一貫性のあるコンテンツ更新が欠かせません。投稿が途切れるとアルゴリズムからの評価が下がりやすいため、制作スケジュールを計画的に組み立て、無理のない運用体制を整えることが成功の鍵となります。
CREAVEのショート動画制作プラン
ここからは、Instagramリールを「今すぐ始めたいけど、どこから手をつければいいのかわからない」「動画制作のリソースが足りない」そんなお悩みをお持ちの企業様や、Instagramリールを活用したプロモーションを検討している企業様に向け、CREAVEの短尺の動画を低コストかつ短期間で制作できるプランを紹介します。ユーザーが興味を抱きやすい映像表現を使いながら、SNSでの反響を高めるための具体的な取り組み方を順を追ってご紹介します。
プランの特徴とメリット
まずは、どのようなメリットがあるかを押さえることが大切です。 制作コストから使用権まで、費用対効果と利便性を両立させている点が特長です。
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低コストでも広告効果が高い
1本あたり4万円(税別)からの価格帯ながら、映像の訴求力を活用して広告効果を狙えます。 二次利用もしやすく、さまざまなSNSや媒体に転用可能です。 -
オンライン完結
撮影から納品までをオンラインベースで進められます。 手間や打ち合わせにかかる時間を抑えつつ、質の高い動画を受け取れます。 -
素材納品オプション
編集前の素材データもオプションで用意できます。 社内で独自の編集を加えたい場合に柔軟に対応できるため、表現力をさらに広げられます。
ショート動画制作の流れ
過度な負担なく、迅速に動画が完成する仕組みを活用できます。 ヒアリングから納品までスムーズに進めるための手順が整っています。
- ヒアリング:商品・サービスの概要と、訴求軸・レギュレーションをお伺いします。
- 制作チームアサイン:弊社が運営するプラットフォームSnapmartでクリエイターを募り、チームを編成します。
- 商品発送:クリエイターへ商品を発送いただきます。
- 撮影〜制作・納品
※ヒアリング時の内容を踏まえて、企画・制作はクリエイターにお任せするプランです。細かな構図やシーンの指定が必要な場合は、別プランをご用意しておりますので、お問い合わせください。

商品が消費者の目にどのように映るかを踏まえた撮影と編集を行うため、 UGC(ユーザー生成コンテンツ)のような親近感 も演出できます。 企業視点と利用者視点をバランスよく取り入れることで、実際の使用イメージを鮮明に伝えやすくなります。
さらに詳しい活用方法や成功事例、プラン内容を知りたい方は、下記もご参照ください。
スケジュール・料金体系
ショート動画制作プランは、導入しやすいお試しから本格的な広告運用付きのプランまで、目的や予算に応じてお選びいただけます。
■ お試しプラン(2025年4月末までの特別価格)
- 内容:ショート動画5本制作
- 価格:旧価格 20万円 → 改定後 30万円(税抜)※2025年5月以降価格改定
- 期間:初回のみ / 2回目以降は「3回パックプラン」のご案内
- 修正:各動画1回まで簡易修正対応(文字修正など)
■ 3回パックプラン
- 内容:ショート動画5本×3回(計15本)
- 価格:20万円/回 ×3回 = 合計60万円(税抜)
- 期間:半年以内に3回実施
- 備考:3回とも同じクリエイターでの撮影 / 文字あり・なし両方納品
- 修正:各動画1回まで簡易修正対応(文字修正など)
■ ショート動画制作 + 広告プラン
- 価格:65万円〜(税抜)
- 含まれる内容:
- ショート動画制作(5本)
- 広告初期設計・シミュレーション作成
- 広告運用(1媒体想定)
- 広告運用費用:20万円分
- 運用レポート制作
※記載の金額はすべて税抜価格です。
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まとめ
Instagramリールは、企業にとって今や“フォロワー数に関係なく新規顧客にリーチできるチャンス”をもたらす重要なツールです。動画ならではの没入感や視覚的インパクトを活かし、ブランドの魅力を短時間で効果的に伝えられるだけでなく、エンゲージメントの向上やUGCの創出など、マーケティング全体にポジティブな影響を与えてくれます。
本記事では、Instagramリールの基本から活用メリット、運用のポイント、注意点までを網羅的に解説してきました。リールをうまく活用することで、ただ発信するだけでなく、「共感されるブランド体験」を届けることが可能になります。
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この記事を書いた人
株式会社CREAVE セールスマーケチーム
SNSに関する有益な情報をお届けするチームです。主に、メルマガ、セミナー、お役立ち資料、コラム記事などを担当しています。