このたび株式会社CREAVEでは、マーケティングご担当者様向けに、セミナー「TikTok売れ戦略：商品が売れる！メカニズム＆成功事例を解説！」を1月21日(火)に開催しました。今回は、その内容についてレポートいたします。
■ このレポートでわかること
- TikTokの特徴やTikTokマーケティングが必要な理由
- TikTok売れのメカニズム
- TikTok売れを起こすために企業側に必要なこと
目次
■ 開催趣旨
“TikTok売れ”という言葉を皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。2023年のTikTok経由の推定消費額は1,772億円と言われています。
実際に、TikTokユーザーのうち30.5%が「TikTokで動画を見て商品やサービスの購入経験がある」と回答。若年層ほど購入経験の割合は高い傾向にあるものの、60代でも17.6%が経験があると回答*しており、TikTokは広い世代の消費行動に影響を与えていると言えます。（TikTok Socio-Economic Impact Report 2024〜日本における経済的・社会的影響〜）
それでは、どのようなマーケティングをおこなえば、“TikTok売れ”を起こすことができるのでしょうか。本セミナーレポートでは、マーケティング担当者様に向けて、TikTok売れをテーマにそのメカニズムと成功事例を解説します。CREAVEが独自でおこなった調査内容もご紹介します。戦略的に“TikTok売れ”を起こす取り組みのヒントが得られますので、TikTokのマーケティングを検討されている方、強化したい方は、ぜひご覧ください。
■ 登壇者紹介
株式会社CREAVE（クリーブ）
セールスマーケ 星 夏実
株式会社ぐるなびへ新卒入社し、営業を経験後、インサイドセールス部署の立ち上げメンバーに抜擢。同社出向期間中に株式会社セレブリックスでISチームをユニットリーダーとして牽引。現在は、株式会社CREAVEでISチームを立ち上げ、「お客様も会社も幸せにするインサイドセールス」を目指し、日々奮闘中。
まず、弊社株式会社CREAVEについて簡単にご紹介した後、TikTokのマーケティングが必要な理由から、TikTok売れのメカニズム、実際の事例をご説明させていただきます。
弊社は株式会社ガイアックスの100％子会社で、スナップマート株式会社から今年2月に株式会社CREAVEに社名を変更いたしました。SNSコンサルティング事業、クリエイターマーケティング事業、ストックフォト事業といった3つの事業を軸に展開しております。
弊社は元々Snapmart（スナップマート）という写真を売買できるプラットフォームを運営しており、直近クリエイター累計登録者が35万人を超えました。所属するクリエイターと企業の価値共創を通して企業のマーケティング課題を解決する事業を行っております。
それでは、本題に入っていきたいと思います。
TikTokマーケティングが必要な理由
TikTokとは
TikTokは国内で2700万人のアクティブユーザーを誇る国内6位のSNSメディアです。利用層平均年齢35.95歳で、25歳以が70％を占めています*。TikTokはZ世代のイメージが強いですが、実際は幅広い世代に活用されていることが分かります。
*参考：電通報,TikTokの活用法最前線～Z世代の利用実態からマーケティングソリューションまで～
TikTokが消費行動に与える影響
2023年のTikTok経由の推定消費額は1,772億円*！これは、「TikTok売れ」が一過性のブームではなく、TikTokがビジネスに欠かせないプラットフォームとして定着、拡大していることがわかる数字かと思います。TikTokは「若年層だけが使っているアプリ」と思っている方もいらっしゃると思いますが、今回の数字は、若年層では達成できるものではなく、TikTokがビジネスユーザーを含む幅広い層に利用されているという事実を示す数字になっているかと思います。
*出典：TikTok Socio-Economic Impact Report 2024〜日本における経済的・社会的影響〜
TikTokの特徴
費用対効果が高い
TikTokはコンテンツ次第でフォロワー数を問わず拡散される可能性が高く、費用対効果が高いことが特徴です。TikTokでは従来の企業広告のようなクオリティは必須ではなく、UGCライクなリアルな動画も拡散する可能性が高く、制作費がおさえられることができます。
＝制作費を抑えて、より多くのユーザーにリーチできる、という特徴があります。
エンゲージメントが高い
TikTokは平均エンゲージメント率は11.83％と高く、Instagram：0.35％、Facebook・Twitter：0.01％と比べると非常に高いことがおわかりいただけるかと思います。
＝ユーザーの商品・サービスへの興味関心を醸成しやすいことも特徴です。
CREAVE独自 TikTokアンケート調査
CREAVEの独自調査によると、10代～60代の7割以上がTikTokを利用しており、60代でも60%を超えており、世代を超えて幅広く利用されていることが分かりました。
TikTokで見た投稿をシェアしたことがあると過半数の54.3%が回答。TikTokの投稿を自ら拡散した経験あるユーザーが過半数いることからも、拡散力の高さがうかがえます。
また、TikTokで話題の商品を実際に購入したことがあるユーザーは全体では33%以上おり、特に女性は80%以上が購入経験があるとのことでした。
TikTokマーケティングが必要な理由：まとめ
- 制作費を抑えながら、より多くのユーザーにリーチ＆興味関心を醸成しやすい！
- TikTok経由の推定消費額は1,772億円！広い世代の消費行動に影響を与えている
- 実際にCREAVE独自の調査結果でも、TikTokで見た投稿を 54.3%が自ら拡散した経験あり！80%以上の女性が購入経験あり！
これらのことから、TikTokは費用対効果が高いマーケティングを実現できる媒体だと考えています。
▼TikTokアンケート調査の詳細・ダウンロードはこちら
TikTok売れのメカニズム
日経トレンディが選んだ2021年ベストヒット商品では、『TikTok売れ』というキーワードが堂々の第1位に輝きました。TikTok売れという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
TikTok売れとは
TikTokがきっかけとして、幅広いユーザーに拡散され、商品・サービスが爆売れする現象のことを指します。
TikTok売れのメカニズム
TikTok売れは、以下のような流れで起こると考えています。
- ユーザーによる「誰かにシェアしたくなる」商品・体験の発見
- UGC（ユーザー生成コンテンツ）動画が発生＆拡散
- 「やってみた！使ってみた！」UGC動画が大量に発生
- TikTok以外にも話題が拡散される
- 商品・サービスが売れる
UGCとは？
User Generated Contents＝ユーザー生成コンテンツのこと。SNSやブログなど、インターネット上で第三者により発信されるコンテンツ全般を指します。例）写真や動画の投稿、コメント、レビュー等
UGCは、従来のマーケティング手法ではアプローチが難しかったターゲット層へのリーチ＝新たなターゲット層の獲得ができる可能性や、商品・サービスを実際に利用した第三者の発信による商品訴求＝説得力と信頼性の形成ができる可能性があると考えています。
TikTok売れ事例：ダイソー社「ミニ洗濯機」
ダイソー社のミニ洗濯機は、おもちゃとして販売されているが、美容インフルエンサーが「ミニ洗濯機でメイクスポンジを洗濯した動画」を発信。見た他のユーザーによる「やってみた！使ってみた！」UGC動画が大量に発生・拡散され、商品が売れる＝TikTok売れにつながった事例です。
TikTok売れ事例：大塚製薬社「ファイブミニ」
大塚製薬社のファイブミニは、ダイエット愛好者からの評判で、TikTok上ではファイブミニを飲むことでおなかの調子に関する効果があったことを伝えるコメントと共に、ファイブミニの瓶を音楽と各種の映像エフェクトを組み合わせた動画が多数出てきました。
ダイエットの投稿で有名なインフルエンサーが、ファイブミニや寒天と組み合わせたオリジナルドリンクのレシピを考案して、作り方をTikTok上で紹介したことで、『どこに売っているの？』『どんな味ですか？』といったコメントが多数みられ、ユーザーによるレシピを真似した「やってみた」投稿も多数発生しました。TikTokを通して商品のコンビニでの日販平均が2倍以上になった*と言われています。
*上記事例は弊社ご支援実績ではございません。
*ファイブミニの日販が突如2倍に 大塚製薬やI-neのTikTokマーケ, https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00499/00001/
TikTok売れのメカニズム：まとめ
- TikTok売れとは、TikTokがきっかけで媒体を超えて拡散され、商品が爆売れする現象。
- TikTok売れの源泉は「誰かにシェアしたくなる体験」
- 企業コンテンツ＜UGC動画が、TikTok売れを生む
TikTok売れを起こすには「誰かにシェアしたくなる」体験・きっかけの提供が必要である、ということがおわかりいただけたかと思います。
ここで、「誰かにシェアしたくなる体験・きっかけ」とはどのようなことか、「体験・きっかけの提供」とは具体的にどのようなことかと思われる方も多いかと思いますので、ここで弊社が実施したアンケートをご紹介します。
TikTokで周りにシェアしたくなる投稿は、便利・実用性の高い投稿がトップに！また、実際に真似・投稿してみたい投稿においても、お洒落さ・見栄えをおさえ、楽しそうな体験がトップという結果になりました。！
以上のことから、TikTokでは見栄えが良い投稿よりも便利で実用性のある投稿や、楽しそうな体験を発信するコンテンツが求められていることが分かります。
CREAVEからのご提案
ここでCREAVEからのご提案として、TikTok売れが起こりやすいように企業側から設計、チャンスを逃さない体制作りをしませんかというご提案です。
CREAVEのTikTok運用では商品やサービスのソーシャルリスニングを通して適切なアカウントの戦略設計を行い、実際に拡散されやすく真似してみたい動画を作成し、動画発信～広告出向、その後のレポーティングまでを弊社がご支援します。※各ステップの詳細は資料をダウンロードしてご覧いただけます。
TikTokマーケティングにおけるCREAVEの強み
- 企画立案から制作、分析改善まで一気通貫でサポート
- ビジネスゴールや、現状の課題感に沿った投稿企画の立案から、撮影・制作、実際の運用、投稿データの分析と改善まで、まるっとお任せいただけます。
- UGC動画の制作体制
- 累計登録クリエイター数35万人を超えるプラットフォーム「Snapmart」や、縦型動画研究コミュニティの運営、TikTokインフルエンサー、ライブコマース系インフルエンサーなど、多様なクリエイターとのネットワークを活用し、UGC動画の制作が可能です。
- 攻めと守りを両立したコンテンツ制作体制
- UGC動画を活用しつつも、企業公式アカウントや広告出稿用には、CREAVE社内専属のデザイナーや広告プランナーによる編集が可能。企業のブランドイメージや広告ガイドラインに沿った守りの制作も可能です。
TikTokマーケティング支援事例
株式会社カップス様/TikTokアンバサダー事例
株式会社カップス様では、TikTokでの認知拡大・ショート動画の収集を主たる目的として、CREAVEアンバサダーを導入いただきました。総フォロワー数に対して、15.1倍の再生数を獲得！１ユーザーだからこそ挑戦できた、UGCならではの動画の作り方ともいえます。
東京ミッドタウンマネジメント株式会社様/TikTokインフルエンサー事例
東京ミッドタウンマネジメント株式会社様では、期間限定のイベントの認知拡大・集客促進のために、インフルエンサーによるTikTokでのPRを実施しました。いずれも数十万回再生を獲得し、認知拡大に寄与しました。
株式会社コーセー様/FASIO公式TikTok運用事例
株式会社コーセー様では、若年層への認知拡大のために、公式TikTokアカウントの運用をご支援。媒体特性（ループ型）にあわせて、1つ1つの投稿のコンテンツを重視。InstagramやXよりもUGC感・親近感を意識した運用をおこない、フォロワー増加率昨対比6倍、再生数昨対比1.4倍と数値が好転しました。
限定発売のマスカラをスウォッチした動画が投稿日から3日で、再生回数が200K回超え（203,600回）、エンゲージメント（いいね、コメント・保存・シェア）も通常平均の約33倍*となりました。
コメントでは「ゲットしたよ」というユーザーが購入した報告や「欲しすぎる」「どっちがいいかな」といった購入意欲が伺えるコメントを多数獲得。保存（＝投稿を見返したいと思うユーザーの行動指標）も800件超えと多く獲得し、若年層へのアプローチから購買意欲の促進に寄与しました。
*※2024年11月25日現在 2024年8月〜10月平均比
こんな方におすすめ
- より費用対効果の高いマーケティング施策をおこないたい
- Z世代を中心とする若年層向けのマーケティングを強化したい
- TikTokマーケティングを通じて、TikTok売れを起こしたい
TikTok運用支援の料金体系
初期設計〜アンバサダー、インフルエンサー、アカウント運用、広告運用、ライブ配信まで、まるっとお任せいただき、月額130万円でご支援が可能です。施策単体でのご支援も可能ですので、お気軽にご相談ください。
本日のまとめ
- TikTokは費用対効果が高く、広い世代の消費行動に影響を与えている
◦ 2023年のTikTok経由の推定消費額は1,772億円！80%以上の女性がTikTokで話題の商品を見て実際に購入したことがある！ - TikTok売れには「誰かにシェアしたくなる」体験・きっかけの提供が必要！
◦ TikTok売れの源泉は、UGC動画！マーケティングでは、ユーザーにとって便利・実用性の高い情報や楽しそうと思わせる情報と、シェアするきっかけを提供し、UGCを促進することが重要 - TikTok売れを仕掛ける戦略設計＆運用体制が重要
◦ CREAVEのTikTok運用支援なら、戦略設計から運用、拡散、購入促進までまるっと実現可能！
最後に
顧客の共感を呼び、購入を促進するために「シェアしたくなる」を仕掛ける時代へ。CREAVEと一緒に戦略的に購入を促進するマーケティングを行っていきましょう！
セミナーレポートをお読みいただき、ありがとうございました。セミナー資料は、以下フォームよりダウンロードいただけます。
CREAVEでは、企業様のビジネスゴールや課題、目的から最適なご提案をさせていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。