このたび、株式会社CREAVEは、SNSマーケティングご担当者様・広告代理店様向けに、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」を運営するGMOペパボ株式会社、株式会社ファン・マーケティングとの3社合同セミナー『売上向上へ導くファンマーケティング戦略』を3月5日(水)に開催しました。今回は、弊社の登壇内容をレポートいたします。

■ このレポートでわかること

  • 売上や認知度を向上させるファンマーケティング戦略の基本から応用まで
  • SNSを活用したECサイトの売上獲得の成功事例や課題解決のポイント
  • 顧客に選ばれるブランドをつくるための明確なステップ

■ 開催趣旨

本セミナーでは、SNSマーケ担当者様・広告代理店様向けに、ファンマーケティングを軸としたSNS施策の成功手法を解説します。
延べ300社以上の支援実績を持ち、フォロワー転換率3.2倍、UGC数11倍に成功した弊社の支援事例などをもとに、ファンエンゲージメントを高めるSNS運用のコツを具体的なプロセスと数値とともにご紹介します。

■ 登壇者紹介

株式会社CREAVE(クリーブ)
セールスマーケ 星 夏実


株式会社ぐるなびへ新卒入社し、営業を経験後、インサイドセールス部署の立ち上げメンバーに抜擢。同社出向期間中に株式会社セレブリックスでISチームをユニットリーダーとして牽引。現在は、株式会社CREAVEでISチームを立ち上げ、「お客様も会社も幸せにするインサイドセールス」を目指し、日々奮闘中。


簡単に弊社CREAVEについてご説明させていただいた後、口コミマーケが重要な理由やその具体的な方法、成功事例までを解説させていただきます。

CREAVE(クリーブ)とは

弊社は株式会社ガイアックスの100%子会社で、スナップマート株式会社から今年2月に株式会社CREAVEに社名を変更いたしました。

SNSコンサルティング事業、クリエイターマーケティング事業、ストックフォト事業といった3つの事業を軸に展開しております。本日は1番目のSNSコンサルティング事業を中心にご説明させていただきます。

コスメ・食品・インテリア・家電等のtoC商材を持つ企業様を中心に、SNSマーケティング、クリエイターマーケティングの領域で幅広く支援実績がございます。マーケティング領域での支援企業数は300社以上、ストックフォトの購入登録企業数は、700社以上ございます。

ファンエンゲージメントの重要性

そもそも「ファン」とは、SNSにおいてブランドのアカウントをフォローしたり、企業の投稿に対していいね・コメント・保存・シェアなどの反応をしてくれる方や、自らSNSに投稿してくれる方を指します。

近年、ファンエンゲージメントは企業のマーケティングに欠かせない要素と言われています。その理由はシンプルで、ファンの存在が売上に直結するからです。

では、なぜファンエンゲージメントが売上に影響するのでしょうか?

ファンエンゲージメントが売上に影響する1つ目の理由は、「ユーザーは購入時にSNSで情報収集をするから」です。
ユーザーの7割以上が購入時にSNSで情報収集を行うと回答しており、その理由としては、多くの人が話題にしていると安心感がある写真や動画があることで生活に取り入れるイメージが湧きやすいといった意見が上位を占めています。つまり、SNSでの情報拡散は購買行動に直結していると言えます。

続いて2つ目の理由は、「ブランド(公式アカウント)の影響力が低下しているから」です。

ブランドの発信力が弱まる一方で、第三者による口コミの影響力が増加しています。SNS上でたまたま見かけた口コミから影響を受ける人は約半数にのぼり、そのうち6割以上が購入や来店をリピートしているという統計結果があります。
このように、SNSではブランドからの一方向の発信ではなく、利用者との双方向のコミュニケーションが求められる時代になっているのです。

3つ目の理由は、「ハッシュタグ対策がGoogle検索対策としても重要になっているから」です。

昨年からGoogleにもハッシュタグ検索機能が導入され、SNS上のハッシュタグ投稿はGoogle検索結果にも表示されるようになりました。そのため、ハッシュタグを活用したUGCの蓄積はSNS対策に留まらず、Google対策にも有効な手法となっています。

以上の3つの理由から、SNS上でファンを増やし、UGCを継続的に蓄積していくことが非常に重要だとお分かりいただけたかと思います。今後は、ユーザーが自発的に発信したくなる仕掛けや、ファンと相互にコミュニケーションを取る施策を強化し、売上につなげていくことが求められます。

ファンをつくるステップ

次に、ファンをつくるためのステップについて解説させていただきます。流れとしては、下記の3ステップで構成されています。

STEP1:接点を持つ

まずはユーザーに興味を持ってもらい、フォローしてもらうことが第一段階です。
このフェーズでは、基盤となるアカウントを整えたうえで、積極的に接点を増やす施策が重要になります。

具体的には、

  • インフルエンサー・アンバサダーPRによる認知拡大
  • SNSキャンペーンで参加のハードルを下げ、多くのユーザーと接触
  • SNS広告を活用したターゲティング配信でフォロワー増加
    といった手法でアプローチし、ユーザーとの接点を広げていきます。

STEP2:継続的なコミュニケーション

次に、定期的な情報発信とコミュニケーションを通じて、ファンへと育成していきます。

具体的には、

  • ストーリーズで参加型の投稿を行い、インタラクションを促進
  • 「この絵文字をコメントしてね!」といった気軽に参加できる投稿でエンゲージメントを強化
  • フォロワーの投稿をリポストすることで、ファンとの関係を深める

これらを継続的に行うことで、ユーザーとの距離を縮め、親近感を醸成します。
なお、SNS企画や投稿のコツは弊社サイトでも紹介していますので、ぜひご覧ください。

STEP3:ファン化(購入・発信)

最後のステップは、実際に商品を購入・体験し、SNSで発信してもらうフェーズです。

この段階では、

  • ECサイトへの遷移促進や購入意欲を高める施策
  • ライブ配信や広告で商品理解と訴求を強化
  • モニター施策やSNSキャンペーンでUGC(ユーザー生成コンテンツ)を創出

これにより、ファンによる自発的な発信を促進し、さらなる認知拡大や売上向上につなげていきます。

以上の3ステップを通じて、接点の創出→継続的な関係構築→ファン化による発信へとつなげることで、ファンエンゲージメントを最大化することができます。

導入事例

株式会社伊藤園様フォロワー転換率3.2倍!UGC数11倍!SNS運用

弊社でご支援した伊藤園様のSNS運用事例をご紹介します。伊藤園様では新商品の発売に合わせてSNS運用を開始し、投稿コンテンツの素材をアンバサダープランで収集するハイブリッドな運用を実施しました。

その結果、エンゲージメント率1.4倍、フォロワー転換率3.2倍、一般UGC数11倍という効果が得られ、ユーザーのファン化を実現しました。

STEP1:接点を持つフェーズ

ユーザーに興味を持ってもらい、フォローしてもらう段階では、まず基盤となるアカウントの整備から着手しました。

支援開始時には戦略設計を行い、

  • アカウントの世界観・色味・デザインイメージの統一
  • ブランドに合ったトンマナ・コンテンツ設計 を実施。

ターゲットに合わせた世界観で統一感を出すことで、商品の理解と愛着の醸成につながり、エンゲージメント率やフォロワー転換率にも良い影響を与えました。

また、基盤を整えたうえでタッチポイントを増やす施策を展開。

  • アンバサダーPR
  • SNSキャンペーン
  • 広告配信
    といった多角的なアプローチを設計・実施しました。

特にアンバサダー施策では、UGC創出とSNS投稿用素材の収集を同時に実現。一般消費者であるアンバサダーによる等身大の発信は共感を生みやすく、公式アカウントだけでなく、アンバサダー自身のアカウントからも商品の楽しみ方やアレンジ方法を発信してもらうことで、消費者目線のタッチポイントを増やしました。

STEP2:継続的なコミュニケーション

次に、顕在層と潜在層に向けた継続的なコンテンツ施策を実施しました。

  • 顕在層には、開発秘話やアレンジレシピを発信し、商品理解を深めるコンテンツを展開
  • 潜在層には、商品世界観に合ったビジュアルやライフスタイル別の楽しみ方を訴求することで、興味喚起

また、ストーリーズやコメント欄での積極的なコミュニケーションも実施。

  • フォロワーから寄せられた声を活かした投稿
  • アンバサダーのレビューやコメントをデザインに取り入れた投稿

これにより、ユーザー参加型の運用でファンとの関係性を強化しました。

STEP3:ファン化(購入・発信)

最終ステップでは、アンバサダーによるUGC創出に加え、プレゼントキャンペーンでUGC投稿をさらに促進しました。

具体的には、

  • アンバサダーが事前に商品を撮影・投稿
  • それを参考にした一般ユーザーがキャンペーン参加
  • 結果として、一般UGC数が11倍に増加

アンバサダーによる質の高い投稿が参考になったことで、一般ユーザーも自然と見栄えの良い投稿を意識するようになり、結果的にUGCの質と量が向上しました。

こちらは伊藤園様の担当者様からいただいたコメントです。
「ターゲットとする女性を中心にしっかりと認知とエンゲージメントが向上し、大変嬉しく思います。多くの情報が飛び交う中で、このように直接お客様とコミュニケーションを取ることの価値を実感しました。」

このように、SNSを通じた継続的なコミュニケーションとUGCを活用したタッチポイントの増加により、ファンエンゲージメントと売上向上を両立する成功事例となりました。

CREAVEのSNSアカウント運用サービス

弊社では、課題や目的に合わせたターゲット設計とSNSマーケティング戦略の立案からスタートし、初期のアカウント設定・運用方針の策定を実施します。

その後、戦略を具体的な施策に落とし込み、実運用と分析を繰り返しながら、PDCAサイクルを回していくことで成果の最大化を図ります。これらを掛け合わせて支援することで、本質的なマーケティング施策を実現しています。

弊社では、Instagram・X・TikTokを中心に企業様のSNS運用を一気通貫でサポートしています。

  • 戦略設計・企画立案
  • 撮影・投稿運用
  • レポーティング・改善提案

までをワンストップでご支援いたします。

また、35万人のクリエイターと連携し、生活者目線での共感を生む発信が可能です。これにより、ユーザーが参加しやすい親しみのある運用を実現しています。

今回はSNSアカウント運用の事例をご紹介しましたが、弊社では企業様に合わせた最適なマーケティング戦略をご提案いたします。スポットでのご依頼も可能です。たとえば、「クリエイティブの一部を改善したい」「まずは一部施策から試したい」といったご要望にも柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください!

セミナーのまとめ

① ファンエンゲージメントは売上に影響する

ユーザーは購入時にSNSで情報を収集し、第三者発信(UGC)に大きな影響を受けるため、発信してくれるファンを増やし、SNS上に情報を蓄積しておくことが重要です。

②ファンを作る3ステップ

  • STEP1:接点を持つ
    アカウントの世界観を整え、インフルエンサーPRやキャンペーンで接点を増やす
  • STEP2:継続的なコミュニケーション
    ストーリーズやコメント欄でのやりとりで関係性を深める
  • STEP3:ファン化(購入・発信)
    キャンペーンや体験型施策で購入とUGC投稿を促す

③ ファンエンゲージメントを高めるSNS施策

弊社では、課題や目的に合わせたターゲット設計とSNSマーケティング戦略の立案からスタートし、初期のアカウント設定・運用方針の策定を実施します。

その後、戦略を具体的な施策に落とし込み、実運用と分析を繰り返しながら、PDCAサイクルを回していくことで成果の最大化を図ります。これらを掛け合わせて支援することで、本質的なマーケティング施策を実現しています。また、35万人のクリエイターと連携し、生活者目線での共感を生む発信が可能です。これにより、ユーザーが参加しやすい親しみのある運用を実現しています。

最後に、購入を促進するSNSマーケティングには、ファンエンゲージメントが不可欠です。SNSはもはや一方通行の情報発信ツールではなく、企業と生活者が相互にコミュニケーションを取る場になっています。その中で、ファンとの継続的な関係性構築は、売上やブランドロイヤルティを大きく左右する重要な要素です。

CREAVEでは、企業様のビジネスゴールや課題、目的から最適なご提案をさせていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。

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