このたび株式会社CREAVEでは、SNSマーケティングご担当者様・広告代理店様向けにセミナーを2月18日(火)に開催しました。
今回は、その内容についてレポートいたします。

■ このレポートでわかること

  • 企業やブランドのファンの増やし方
  • 事業におけるコミュニティの役割
  • 事業課題に貢献するコミュニティの運営方法
  • 質のいいファンコミュニティをつくるポイントや、効果的なコミュニティメンバーの集客方法

■ 開催趣旨

「ファンを増やしたい、熱量をあげたいが、何をすればいいかわからない」
「ファンコミュニティの重要さはわかっているが、実際のKPIや事業に結びつくイメージが湧かない」
「ファンコミュニティに興味はあるが、自社で運営する工数やノウハウがない」
このような課題をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
CREAVEでは、上記のようなご相談をいただき、ファンコミュニティ運営支援をしてまいりました。

弊社は、累計登録ユーザー数35万人を超えるコミュニティ「Snapmart」を運営しており、コミュニティは弊社が展開するSNSマーケティング事業や、クリエイターマーケティング事業に貢献し、欠かせない存在となっています。

そこで今回、弊社ではコミュニティが事業にとってどのような役割を果たし、どのように貢献しているのかについて、実際の運営方法や具体的な取り組み内容、成果をご紹介いたします。よくご質問をいただく「コミュニティのKPI設計」についても具体数値を公開し解説しますので、コミュニティ施策を検討されている方や、導入・運営に課題をお持ちの方はぜひご覧ください。

■ 登壇者紹介

株式会社CREAVE(クリーブ)
セールスマーケ 星 夏実


株式会社ぐるなびへ新卒入社し、営業を経験後、インサイドセールス部署の立ち上げメンバーに抜擢。同社出向期間中に株式会社セレブリックスでISチームをユニットリーダーとして牽引。現在は、株式会社CREAVEでISチームを立ち上げ、「お客様も会社も幸せにするインサイドセールス」を目指し、日々奮闘中。

abe mitsuki

株式会社CREAVE(クリーブ)
コミュニケーショングループマネージャー 阿部 美月


クリエイターサービス「Snapmart」のイベント企画などを担当するコミュニケーションチームを立ち上げ、クリエイター施策を管轄し、その中で縦型動画研究コミュニティを運営中。クリエイターとの「共創」で、”つくる喜び・つながる喜び”を生み続けます。


簡単に弊社CREAVEについてご説明させていただいた後、ファンコミュニティとは、そして弊社のコミュニティと事業、実際の運営、成功事例を解説させていただきます。

CREAVE(クリーブ)とは

弊社は株式会社ガイアックスの100%子会社で、スナップマート株式会社から昨年2月に株式会社CREAVEに社名を変更いたしました。SNSコンサルティング事業、クリエイターマーケティング事業、ストックフォト事業といった3つの事業を軸に展開しております。

弊社は元々Snapmart(スナップマート)という写真を売買できるプラットフォームを運営しており、直近累計クリエイター登録者が35万人を超えました。スナップマートをはじめとしたクリエイターと企業の価値共創を通して企業のマーケティング課題を解決する事業を行っております。

それでは、本日の本題に入らせていただきます。

ファンコミュニティとは

「ファンコミュニティはビジネス課題に結びつかない」そう思っているご担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。本日は、弊社が運営するコミュニティとビジネスのつながりについて、事業におけるコミュニティの役割や、KPI、コミュニティ運用の難しさとコツなど、実際の運用を深堀りしてお話します。

そもそもファンとは

ファンとは特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のことで、SNSではアカウントに対してフォローやいいね、コメントなどの反応してくれる人、商品やサービスについて自らSNSに投稿してくれる人のことを弊社では定義しています。

ご存知の方も多いかと思いますが、わずか20%のロイヤルカスタマーが売り上げ全体の80%を占めているという「パレートの法則」からも分かるように、ファン層の売上は全体に占める割合が大きいという点で、マーケティングにとって非常に重要といえます。

ファンコミュニティとは

ファンコミュニティとはサービスや商品、ブランドに対してのファン集団のことを指します。ファン同士の交流や、ファンと企業との交流を通して、企業が一方的に情報を発信するだけではなく、双方向にコミュニケーションを取ることができる点が大きな特徴です。

このピラミッド図は、顧客のロイヤリティを三角形で分類したもので、上にいくほどロイヤリティが高いということを示しています。ファンコミュニティはロイヤリティの高いユーザーによって構成されており、根強いファンになればなるほど、購入額や購入回数が増えたり、新商品やリピート購入してくれたりする傾向があります。

さらに、熱狂的なファンが企業の代弁者としてSNSで口コミ発信することによって、潜在顧客に届き、ファンがファンを呼び、広がっていきます。

質のいいファンコミュニティをつくるポイント

それでは、質の良いファンコミュニティを作るにはどのようなことが必要なのでしょうか。
質のいいファンコミュニティをつくるポイントをご紹介します。

  • その1、集客
    • 企業の商品・サービスに興味があり、熱量の高いユーザーを正しく集客することが重要です。
  • その2、活性化
    • ユーザーにとって価値のあるコンテンツの発信や企画を実践することによって、メンバー一人一人のモチベーションを上げ、コミュニティの貢献度を高めて活性化させることが重要です。
  • その3、継続
    • ユーザーとの小まめなコミュニケーション、声かけを実施することによって、継続的なブランドとユーザーの間の信頼関係を築くことが必要になります。

ファンコミュニティ運営のメリット

次に、ファンコミュニティを運営するメリットはどのようなものがあるのかみていきましょう。

  1. ブランドロイヤリティの強化
    一過性の関心やブームではなく、深くブランドを理解して長期的なファンになるユーザーを育てることができます。
  2. 口コミ(UGC)によるマーケティング効果
    熱量の高いファンが生み出す発信によって、効果的に新規顧客の獲得や認知拡大を行うことができます。
  3. ユーザーインサイトの収集
    コミュニティでの交流を通して、生活者のリアルな意見やフィードバックを知ることができます。

ファンコミュニティ運営のデメリット

では、ファンコミュニティを運営するデメリットはどのようなものでしょうか。

  • 教育コスト:コミュニティマネージャーやサポーターの教育が必要。
  • 運営工数:イベントの企画・実施、メンバーのサポートなど工数がかかる。
  • 継続的な取り組み:効果・結果が可視化されづらく、継続的な取り組みが必要。

以上のことが挙げられます。

ファンコミュニティとは:まとめ

ここまでの話をまとめますと、

  1. ファンコミュニティとは、サービスや商品、ブランドのファン集団で双方向にコミュニケーションを取ることができる点が特徴です。
  2. 質のいいファンコミュニティをつくるポイントは、集客・活性化・継続!
  3. ファンコミュニティは、ロイヤリティ向上・新規顧客獲得・ユーザーインサイトの収集ができます!

ファンコミュニティは、ロイヤリティ向上・新規顧客獲得・ユーザーインサイトの収集ができるなど、企業にとってメリットが大きく、ファンコミュニティはマーケティングの鍵である!ともいえますが、運営には教育コストや工数がかかったり、効果・結果が可視化されづらいという点がデメリットとしてありました。

では、ここからは我々CREAVEでは、どのようなコミュニティ運営をしているか、ご説明させていただきます。

CREAVEのコミュニティと事業

CREAVEが運営するクリエイタープラットフォーム

冒頭にも少しご紹介しましたが、弊社ではクリエイター向けのプラットフォームSnapmart(スナップマート)を運営しています。現在、累計クリエイター登録者が35万人を超えており、女性が過半数、年代としては20代~30代が6割以上というプラットフォームになっています。

弊社では、このSnapmart(スナップマート)をはじめとしたクリエイターと企業の価値共創を通して企業のマーケティング課題を解決する事業を行っており、以下のようなプランを提供しております。

  • アンバサダープラン
    • 二次利用可能な撮影素材をリアルな口コミ付きで集められるサービス
  • 商品撮影プラン
    • 企業様のニーズにあわせて写真・動画の撮影を低コスト低工数で提供するサービス
  • ショート動画制作プラン
    • 生活者目線の訴求が得意なクリエイターによる動画を1本4万円で提供するサービス
  • ファンコミュニティプラン
    • ファンコミュニティを結成し、コミュニティの企画設計から運営までご支援するサービス

35万人いる撮影が得意なSnapmartクリエイターの中で、縦型動画に特化した「縦型動画研究コミュニティ」を運営しています。現在、コミュニティは昨年の10月から5期目に入っており、より多くのクリエイターが縦型ショート動画のスキルを高める場として活動を続けています。

今回、ファンコミュニティがテーマということで、実際の弊社のコミュニティ運営の事例を交えながらお話ししていきたいと思います。

「縦型動画研究コミュニティ」とは

はじめに、CREAVEが運営する「縦型動画研究コミュニティ」、通称「縦研(たてけん)」は、リール動画やTikTokを始めとする、縦型ショート動画の制作を学ぶコミュニティです。

前身は、2022年8月に5名でスタートしたSnapmart TikTok研究部という名前でした。企業様のSNSマーケティング支援を行う中で、TikTokをはじめとする縦型ショート動画のプロモーションニーズの急増に応えるために発足し、活動の幅を広げてきました。

メンバー数も拡大し、1期生5名からスタートしたコミュニティは、現在5期生では100名規模に成長しています。参加費は無料で運営しており、コミュニティでは大きく4つの活動を行っています。メンバーは、これらのコミュニティでの活動を通して、企業案件に携わることができるスキルを身につけ、SNSマーケティングやPR活動をサポートできるクリエイターとして活躍しています。

Q&A 「縦型動画研究コミュニティ」とは

ここからは、Q&A方式で、実際の運用などを深堀っていきたいと思います!

■ コミュニティ施策のKPI設計
ファンコミュニティに興味がある企業様は多くいらっしゃると思うのですが、「どういうKPIを設定すればいいかわからない」という声を多くいただきます。縦研では実際にどのように、KPIを設定しているか教えて下さい。

Q:縦研ではどのようにKPIを設定していますか?(星)

A:課題提出率、企業案件における活躍状況(阿部)
まず、縦研のコミュニティ運営の目的は、「動画クリエイターの育成」です。この目的達成に向けて、KPIを設計しました。

1つめのKPIとして、課題提出率60%をKPIにおき、メンバーの活動状況を毎月評価しています。課題提出率68.6%、達成率114.3%となっており、今後もこの数値をより維持・改善していくために、課題のテーマや頻度の見直し、コミュニティ人数の調整、盛り上げ施策などの改善策を実行中です。

2つめのKPIとして、企業案件におけるメンバーの貢献率を確認するために、選考型アンバサダー案件における当選割合をKPIにおいています。選考型アンバサダー案件において、縦研メンバーの割合が平均20%を超えており、企業案件への貢献がみられます。また、毎月新たな当選者を増やすことも目標に、一部のメンバーに偏らず、幅広いメンバーの成長をめざしています。

ー(星)なるほど、「動画クリエイターの育成」という目標を達成するために、課題提出率と企業案件での活躍状況をKPIとして設計したんですね。お読みいただいている皆様の参考になりましたら幸いです。

■ コミュニティの立ち上げ
今日ご視聴されている方の中には、これからコミュニティの立ち上げを検討されている方もいらっしゃるかと思うのですが、縦研は立ち上げ当初からうまくいきましたか?立ち上げ当初のことや試行錯誤したこと、そこから見えてきたことなどあれば教えてほしいです。

Q:立ち上げ当初からうまくいきましたか?

A:立ち上げ当初は、5名から小さくスタートをしています。
というのも、どのくらい集まるのか、どの程度の運営工数がかかるのか、適した人数は?などがわからなかったのでトライアルで5名からスタートしました。また、メンバーの意見を聞きながら、添削サービスを始めてみるなど、コンテンツ内容もメンバー視点で考えてきて、今の活動内容に至っていますね。

ー(星)最初は5名のスタートだったんですね!今じゃ100名を超えていますが、スモールスタートで始めたい企業さんも参考にしていただけるのではないでしょうか。

■ 集客
コミュニティを運営したいが「どう集めたらいいかわからない」とお悩みの方もいらっしゃると思います。コミュニティ集客はどのように行っていますか?失敗談みたいなものもあれば併せてお伺いしたいです。

Q:集客はどのようにしていますか?

A:広告で失敗したことも….
一度、広告で集客をかけたことがありますが、思うような結果にはなりませんでした。広告経由の集客では、ターゲットとずれた方が集まったり、参加後のアクティブ率が低かったりと、エンゲージメントが高くない方が多くなってしまいました。この経験を通じて、人数を増やすことだけを目的に「広く」集客するのではなく、コミュニティの「熱量」を保つためには、参加者の「質」が大切だと実感しました。

現在、縦研の集客方法としては、2つの取り組みを行っています。

1.スカウト活動
スカウト活動は、まさに先ほどの広告集客の経験を踏まえた取り組みです。縦研のターゲットだなと思うクリエイターに対して、運営がこちらのメール文章のような形でコンタクトを取り、スカウトを行っています。運営が参加者を選ぶことで、ターゲットを絞りながらも集客を拡大し、熱量を保った理想的なコミュニティの成長を促進しています。

2.友達と一緒に入会キャンペーン
友達と一緒に入会キャンペーンは、5期開始時にトライした施策です。メンバー主体のコミュニティだからこその口コミ力を活かし、
交流促進と活性化を目的に「友達と一緒に入会キャンペーン」を実施しました。結果、9組の友人同士が誘い合って5期に参加してくれています。

ー(星)なるほど。広告で参加者が集まっても熱量を伴わない場合が多く、参加者の質の方が重要なんですね。運営側からスカウトしたり、ご友人と参加していただくことで交流を促進できるというのも参考になりそうですね。

■ コミュニティの熱量
クリエイターさんたちの熱量がかなり高いなと見受けていますが、どのようにメンバーの熱量を高める or 維持していますか?メンバーの熱量を高める、維持する難しさを教えてください。

Q:どのようにメンバーの熱量を高める or 維持していますか?

A:双方向の対話で、主体性と熱量を育てる
双方向の対話で、主体性と熱量を育てることを意識しています。双方向の対話とメンバー同士の積極的な意見交換が、主体性をどんどん生み出し、継続的な活動につながっていきます。逆に、一方通行の運営発信やメンバー間の関係が希薄な状態では、熱量は維持できません。コミュニケーション例をいくつか紹介いたします。

こちらは、成功事例や受賞者の紹介のコミュニケーションですが、ただ受賞者発表をするだけでなく、受賞者の成功のコツを共有し、対話を生む場にしています。「受賞者は〇〇さんです!」と紹介しつつ、「裏話教えて下さい」「工夫した点ありますか?」などと会話を生み出しまして、それを全体の見える場で行うことで、学びと共感が深まり、さらなるメンバーの意欲・熱量につながっていきます。

こちらは、リサーチを呼びかけているコミュニケーションですが、メンバー目線で共に取り組む姿勢を運営は意識しています。メンバーと一緒にリサーチを行い、意見交換をすることで、フラットな関係性になり、積極的な発言も生まれやすくなります。こういったコミュニケーションの細部で、熱量維持の工夫を日々行っています。

ー(星)双方向のコミュニケーションを意識した運営、重要ですよね。双方向の対話の場があることでメンバーの主体性を生み出し、コミュニティ全体の熱量を保っていることがよくわかりました。

■ 具体的な取り組みと成果
Q:具体的に成果がみられたことなどはありますか?

A:はい、大きく2つあります。
①動画事例の増加し、企業案件に貢献
まずは、コミュニティ全体の活動が企業案件への貢献につながり、成果を上げていることです。
毎月の課題制作を通して、月に少なくとも50本の動画が制作されているので、これにより、社外にご紹介できる動画事例が着実に増え、動画の企業案件数も14.8%→70.5%と大幅に増加しています。

②添削で動画スキルが向上
次に、メンバーの成果としては、最も人気のある添削サービスがスキル向上に大きく貢献しています。こちらのように、プロの動画クリエイターがメンバーの作成した動画の添削を行うのですが、実際にそのフィードバックを反映して編集した結果、リール動画の再生数が607回 → 11万回、1847回 → 1.8万回と大きく伸びた事例が複数生まれています。

ー(星)動画の企業案件数も14.8%から70.5%まで大幅に増加したり、添削FBの結果リールの再生回数が600回から11万回まで伸びたりっていうのは数値に結果が現れてますね。これだけ分かりやすく結果が出たらメンバーの方のモチベーションアップにも繋がりそうだなと思いました。

CREAVEにとってのファンコミュニティ

では、ここからは「CREAVEにとってのファンコミュニティ」をご説明させていただきます。私たちCREAVEのアイデンティティとも言える、Snapmartや縦研が、事業にとってどのような役割を果たしているのか、経営視点を交えて解説します。

CREAVEでは、クリエイターと企業の“共創”による課題解決、そして価値を生み出し、社会へ発揮していくことを独自の「クリエイターエコノミー」として定義しています。
私たちにとって、クリエイターは単なるコンテンツを生み出す存在ではなく、ビジネスの中心にいるパートナーと捉えています。「共創」による課題解決が、これまでも強い価値創出へとつながってきました。Snapmartや縦研は、その共創を支えるファンコミュニティの象徴ともいえます。

そんなSnapmartや縦研がCREAVEのビジネスとどのように結びついているのか、具体的な自社の課題例を挙げてご紹介します。

まず、Snapmartの例です。弊社の課題として、「Snapmart上で募集するアンバサダーの応募数を増やしたい」「納品物のクオリティを向上させたい」という点がありました。この課題に対し、Snapmartコミュニティでは、定期的なイベントを開催し、モチベーション向上やスキルアップを促す運営に注力しました。

その結果、イベント参加者のアンケートでは、「モチベーションが上がった」「学びになった」という回答が多数。7割が「アンバサダーに応募してみたいと思った」と回答するといった成果が得られ、応募数の増加や納品物のクオリティ向上にコミュニティ運営がつながっています。

次に、縦研の例をご紹介します。弊社の課題として、「動画制作ができるクリエイターをもっと増やしたい」「ショート動画のクオリティを向上させたい」といった点がありました。この課題に対し、ショート動画に特化した縦研コミュニティを立ち上げ、月1回の課題制作や交流会の企画、ショート動画制作に関する情報共有などに注力し、コミュニティ運営を行ってきました。

その結果、縦研入会後に動画制作を始めたクリエイターが多数。再生数の伸びやスキル向上の報告が多数といった成果が得られ、動画クリエイターの増加や納品物のクオリティ向上につながっています。

このように、単なる交流の場やブランディング目的ではなく、CREAVEのビジネス課題の解決に向けて、2つのコミュニティがどのように貢献し、結びついているのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。

CREAVEにとってのファンコミュニティであるSnapmart・縦研こそが事業を支えています。コミュニティの熱量を高めながら、共創することがビジネスをつくっていきます。縦研やSnapmartで培ってきた共創のノウハウとクリエイターネットワークを活かし、最適なファンコミュニティ構築が可能です。

ファンコミュニティプランについて

「縦研やSnapmartで培われた共創のノウハウとクリエイターネットワークを活かし、最適なファンコミュニティ構築する」これをプラン化したのが、弊社のファンコミュニティプランになります。
ここからプランについてご紹介させていただきます。後ほど実際の事例もご紹介いたします。

CREAVEのファンコミュニティプランとは

CREAVEのファンコミュニティプランとは、企業の商品・サービスに興味を持つファンによるコミュニティを結成し、コミュニティの企画設計から運営まで、まるっとご支援するサービスです。リアルな意見の収集や、ファンの育成、熱量の高い口コミ(UGC)の発信を実現します。

CREAVEにファンコミュニティ運用をお任せいただくメリットとしては、以下3つが挙げられます。

1.ファンコミュニティの運用をまるっとお任せ
コミュニティ内の運営業務である、コンテンツ企画から、コミュニティメンバーへの呼びかけ、日々のコミュニケーションなどCREAVEが全面的に対応するため、コミュニティ運営の工数が最小限に抑えられます。

2.質の高いコミュニティ運営
長年、自社でコミュニティを運営してきた知見(Snapmart・縦型動画研究コミュニティなど)を活かして、メンバーのモチベーションやコミュニティへの貢献度が高まるようなコンテンツの制作、コミュニケーションが可能です。

3.二次利用可能&高品質な写真や投稿の納品
コミュニティメンバーは、毎月写真や動画の納品、SNSでの投稿が必須。納品した素材や投稿は全て無期限2次利用可能なため、SNSアカウント運用や広告用の撮影費の削減まで可能です。

コミュニティメンバーを募集するプラットフォーム

コミュニティメンバーの募集は、CREAVEが運営する「Snapmart」でおこないます。写真/動画の撮影が得意という点は共通しながらも、料理やコスメ、インテリアなど様々なジャンルに興味を持ったクリエイターが集っています。そのため、課題解決は撮影クリエイティブに限らず、商品の魅力を広める口コミや新規企画のアイデア創出など、ファンコミュニティを活用することで幅広い課題をクリエイティブに解決することが可能です。

ファンコミュニティプラン実施の流れ

実際の流れについては、以下のようになります。ファンコミュニティのメンバーを「Snapmart」で募集し、応募の中からブランドイメージに合ったメンバーを20名選定し、専用のSlackに招待します。その後、期間中にZoomミーティングを3回行い、初回にはコミュニティのキックオフとしてメンバーの自己紹介や商品紹介を実施します。また、メンバー同士の交流や卒業式などのイベントも行います。

コミュニティでは毎月テーマを設定し、メンバーから写真や動画の投稿を収集します。特に優れた作品は毎月3点を表彰します。

コミュニティコンテンツの活用方法

コミュニティの活動を通して集まったコンテンツは、企業様のSNSやWebサイト、広告にご活用いただけます。活用いただけるコミュニティコンテンツとしては、納品した写真や動画、メンバーが投稿したSNS投稿のキャプション、メンバーインタビューがございます。

ファンコミュニティプランについて:まとめ

ファンコミュニティプランについてまとめますと、

  • ファンコミュニティプランでは、ファンコミュニティを結成し、コミュニティの企画設計から運営まで、まるっとご支援です!
  • CREAVEなら、最小限の工数で質の高いコミュニティが作れます。
  • SNSや広告、Webサイトに二次利用可能な撮影素材&口コミ(UGC)が入手できます!

導入事例

ここでは、CREAVEのファンコミュニティプランを実際に導入した事例を2つご紹介します。

1. ハイアット セントリック 銀座 東京様の事例

ハイアット セントリック 銀座 東京様は、「SNS上に良質なUGCを継続的に創出すること」と「リアルな体験と発信を繰り返すことで、ファンコミュニティを形成すること」を目的として、ファンコミュニティプランを導入いただきました。

8名のコミュニティメンバーと弊社スタッフが1名でコミュニティを形成。100名を超える応募の中からメンバーを選定したため、ハイアット セントリック 銀座 東京様のイメージに近いメンバーをアサインできました。

1年間にわたり活動し、コミュニティメンバーによる投稿の平均エンゲージメント率は、なんと13%を超えております!合計いいね数も16,213件を超え、合計コメント数226件、合計保存数394件とかなり高いエンゲージメントを獲得することができました。また、このコミュニティメンバーの投稿をきっかけに、ホテルに興味を持つ方へのアプローチや、実際の来店にも繋がりました。

ホテルのロビーや部屋の写真をはじめ、実際にアフタヌーンティーや試泊をした際の写真素材などを納品しました。こちらが実際に納品した写真になりますが、Snapmartのクリエイターは撮影が好き・得意なクリエイターが集っているので、写真のクオリティが高く、公式Instagramでの投稿やホテル内の展示物などにもご利用いただいています。その他、公式Instagramアカウントでのライブ配信や、clubhouseでのトークイベント、ホテルスタッフへのインタビュー動画作成など、多様な取り組みも行いました。

2. 全薬販売株式会社様「アルージェ」の事例

次に、全薬販売株式会社様のスキンケアブランド「アルージェ」の事例です。全薬販売株式会社様の公式Instagram運用をご支援しており、コミュニティ「#敏感肌活部」の形成を目的にCREAVEのファンコミュニティプランを導入いただきました。

この企業様は既に公式Instagramの運用を支援しており、今回ファンコミュニティの形成を目的CREAVEのプランを導入いただきました。コミュニティ形成にあたり、敏感肌の自覚がある方、アルージェが好きな方・使ったことがある方を条件にメンバーを選定し、半年にわたり15名のコミュニティメンバーが活動を行いました。

活動内容として、①Zoomでの交流、②毎月テーマに沿ったSNS投稿を実施+3名を表彰、③毎月テーマに沿った撮影素材の納品をおこない、+αとして、メンバーへのアンケートおよびインタビューも実施しました。

活動内容詳細①Zoomでの交流
アルージェのご担当者様から直接商品について説明いただいたり、実験動画をご紹介したりと、ご担当者様とメンバーの交流により、商品理解の促進や生活者目線のフィードバック収集を実現しました。

実際にメンバーから寄せられたコメントとして、継続的な使用による気づきや、日常的に使用することで体感したコメント、「低刺激なので妊婦の友達に応援グッズとしてパックを配ってます!」「髭剃り後、本当に助かってます✨友人パパにもオススメしましたー」など、周囲に口コミでアルージェを広めていることがわかるコメント、「本当全身に使いたいので大容量をだしてほしいです!」などのリアルな生活者目線での商品へのフィードバックがありました。

Zoom交流会を通した直接的な交流により、ファン化、商品訴求強化、企業イメージの向上、マーケティングの観点で効果がありました。

  • ファン化:アルージェのご担当者様とメンバーの距離が近くなり、商品やブランドへの愛着が沸き、ファン化に繋がりました。
  • 商品訴求強化:商品の特徴や魅力を直接メンバーに伝えることで、メンバーの理解が深まり、より深く詳しい発信を促すことができました。結果として、その投稿を見たユーザーに対して商品の訴求や理解度を高めることができました。
  • 企業イメージの向上:開発背景や、まだ知らなかった商品をzoom説明会を通じて知ってもらうことで企業イメージや認知向上に繋がる。
  • マーケティング:実際に商品を継続的に使用したユーザーからの声やニーズを収集することができました。

②毎月テーマに沿ったSNS投稿を実施+3名を表彰
毎月、コミュニティメンバー15名で、半年間で93投稿を実施し、毎月3名に表彰を実施。投稿率は100%、任意でストーリーズ投稿も実施しました。

コミュニティ開始当初は、商品紹介メインの投稿が多く見られましたが、毎月の活動を通じて、メンバー自身の肌の変化や気持ちの変化、ご自身のエピソードの投稿へと変化しました。実際のメンバーの投稿には「買ってみようかな」「使ってみようかな?」「パック使ったことないから気になる!」などブランドや商品への認知を獲得し、購買意欲が高まったことがわかるコメントを獲得しました。

メンバー自身の体験やエピソードを交えた熱量の高い投稿が多く、任意でストーリーズの投稿もあり、メンバーのフォロワーへの商品認知の拡大や、理解・ファン化の促進に貢献しました。

③毎月テーマに沿った撮影素材の納品
敏感肌向けの商品アルージェのコミュニティ「#敏感肌活部」として、商品の特徴と季節にあわせて下記のようなテーマを設定。テーマに沿って毎月の撮影&発信を実施し、半年間で476枚の撮影素材を納品しました。商品のテクスチャーや使用感が伝わる質の高いコンテンツが集まりました。

▼ 実際にメンバーから集まった写真

半年間の活動を経て、コミュニティメンバーへの意識調査をおこないましたので、ご紹介いたします。

Q:アルージェ敏感肌部活の満足度は?
A:メンバー満足度93%!

コミュニティの活動への満足度は93%と高い満足度を獲得。特に、様々なアイテムを使用できたことや、ご担当者様とのzoom交流会への好意的なコメントが多く集まりました。

Q:半年間の活動でアルージェの製品理解は深まりましたか?
A:商品理解が深まったと、100%!

回答者全員が商品理解が深まったと回答。ファンコミュニティ「敏感肌活部」での活動通じて、商品理解が深まったことがわかりました。

Q:アルージェをこれからも使い続けたいと思いますか?
A:使用継続意向100%

回答者全員がこれからも使い続けたいと回答。ファンコミュニティ「敏感肌活部」での活動通じて、愛着を醸成しファン化することができ、ファンコミュニティの活動が終了しても、使用継続の意向を獲得することができました。

その他の取り組みとして、全薬販売株式会社様では、メンバーへのアンケート実施やメンバーインタビュー実施など、商品開発やマーケティングに活かすための様々な取り組みも行いました。

また、活動を経て収集したコミュニティコンテンツもご活用いただきました。まず、アルージェの公式SNSコンテンツとして活用しました。「愛用者の声」としてメンバーの撮影素材とキャプションを活用した投稿や、生活者に近いメンバーへの回答をランキング形式での投稿を制作しました。

広告素材としても活用しました。広告セグメントにあわせて、男性メンバーの撮影素材を活用し、広告クリエイティブを制作。結果、CPCを抑えることに成功しました。

ご担当者様からは、『6月の投稿では、半年間のまとめとしてお気に入り商品の紹介や使用感を分かりやすく発信していただきました。「これからも使用します。」「アルージェと活動できて本当に幸せでした。」というお声も多数いただき、社員一同うれしく思います。半年間、素敵な投稿をありがとうございました。』とご評価いただきました。

これらの事例から、CREAVEのファンコミュニティプランが、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを促進し、ブランドへの愛着を高めることに寄与することが分かります。

導入事例:まとめ

  • コミュニティメンバーによる投稿の平均エンゲージメント率13%と高い数値を獲得
  • メンバーへ商品理解促進・生活者目線のフィードバック収集を実施することができました
  • コミュニティメンバー満足度93%・継続使用意向100%を達成しました

双方向のコミュニケーションで、ブランドへの愛着を高められるということが、事例からおわかりいただけたかと思います。

こんな方におすすめ

弊社のファンコミュニティプランは、以下のような方におすすめです。

  • 企業・ブランドのファンを増やしたい・育成したい
  • 事業課題に貢献するコミュニティ運営がしたい
  • 質の高いコミュニティの運営方法がわからない
  • コミュニティを運営するリソース・ノウハウがない
  • ファンの声を取り入れたマーケティング・商品開発をしたい

料金・スケジュール

ファンコミュニティプラン進行のスケジュールとしては、ご発注からコミュニティ活動開始まで最短1.5ヶ月いただいております。

料金・納品目安につきましては、サービス資料をご覧ください。

まとめ

  • ファンコミュニティは、マーケティングの鍵
    • ファンコミュニティは、ロイヤリティ向上や新規顧客獲得、ユーザーインサイトの収集ができ、企業に多くのメリットをもたらします。
  • ファンコミュニティは、事業課題に貢献する
    • ファンコミュニティは、情緒・ブランディングだけではなく、事業課題に貢献します。CREAVEではコミュニティメンバーこそがビジネスパートナーであり、サービスに直結している。
  • 質の高いファンコミュニティ作りなら、CREAVEへまるっとお任せ
    • CREAVEでは、自社の運営ノウハウを活かした施策の提案・実現が可能です。

消費者のニーズが多様化・細分化し、ファンとのコミュニケーションがより重要な時代に。CREAVEと一緒に事業課題に貢献するファンコミュニティ作りを行っていきましょう!

セミナーレポートをお読みいただき、ありがとうございます。セミナー資料は、以下フォームよりダウンロードいただけます。

CREAVEのファンコミュニティプランは、企業の商品・サービスに興味を持つファンによるコミュニティを結成し、コミュニティの企画設計から運営まで、一気通貫でご支援するプランです。リアルな意見の収集や、ファンの育成、熱量の高い口コミ(UGC)の発信を実現します。まずはお気軽にお問い合わせください。

    Download Form

    下記フォームに必要事項を入力し、「資料ダウンロード」ボタンを 押してください。





    個人情報保護方針にご同意の上、下記ダウンロードいただけます。